ろくぶんぎ座の研究室にはいつも数名しか在籍生徒が居ない。あまりにも受講資格を得る為のレポートが面倒な為、そして時空間概念学のレポート作成の為に頻繁に学園外での実証実験を行っている為だ。酷い時には数年間学園に帰って来ない生徒もいる。
【講義概要】
時空間の定義に関するレポート提出、発表が基本。『時間』を縦軸、『世界』を横軸として時空間の中に己が点として存在する場合、どのようにそれを証明するかのレポートを発表する事が受講試験となる。このレポートに単一の正解は無く、講師であるフォロスが内容を認めれば合格。その後は自分で課題を策定、レポートを提出。生徒のレポートが提出されると講義が開催され、そのレポートをフォロス含めたろくぶんぎ座研究室の人間でディスカッションをして評価する。
【評価方法】
評価内容はレポートの成果のみ。ただし一枚も提出しなくても落第したり研究室を追い出されたりはしない。そもそも時空間概念学の受講生徒はレポート作成の為に「時間の可逆性検証」やら「異なる空間状況での実証」を年単位で実験する人間もいる為、2回目のレポート提出が受講資格を取ってから3年後なんて事も有り得る。
【単位認定】
3本以上のレポートを提出した上で時空間概念学に関する論文を提出、発表する事によって単位が認定される。単位認定されるとフォロスよりろくぶんぎ座のピアスと好きな時空魔法ひとつが与えられる。卒業生は大抵の場合時空
魔法を使い様々な場所へ旅立ってしまう為にその姿を見る事はほとんど無い。
【時空魔法】
『時間』を縦軸、『世界』を横軸として座標を指定する。自らの存在を分解した後、指定座標に存在証明を行う事で再構成する事により時空間を移動する魔法。存在証明に失敗すれば自らの存在そのものがランダムな時間、世界に飛ばされたり最悪の場合ロストしてしまう危険な魔法。受講資格を得る為のレポートはこの存在証明の適性を見る為のもの。
ろくぶんぎ座の卒業証明がバッチではなくピアスなのは「存在証明に失敗しロストした魔法使いが出た場合、身体に直接つけたピアスの座標を調べてサルベージできる可能性があるから」です。
