寮長 : インフィール・フィギピレス
◆概要
フィギエリアとは、古エルフに伝わる、”すべての命の痛みを吸い上げ、光に還す”神樹「フィギエル」と古エルフ語で「癒しの地/静穏な庭」を意味する「アルケイリア」を組み合わせた造語。
古エルフではフィギエルの根は世界を巡り、死者の魂を穏やかに抱いて地に返すと信じられており、それにあやかったとのこと。
寮長はインリール。
彼の「魔法は癒しのためにあり、癒しはすべての命に等しく注がれるべき」という考えに賛同する生徒が集まっているため、医療術学履修生が多く在籍するらしい。
大きく分けて談話室、女子寮、男子寮という構成。
“持ち寄り植物”を飾るのが慣習であり、天窓からは常に柔らかい太陽光が差し込んでいる。(夜は満天と月の光である。)
また、寮内に軽い手や安静用の小さな診療スペースもあり、厳しい規律というより、「互いを信頼する空気」がある。
◆ 立地
学園の北東側、講義と薬草園の中間あたりに位置する。周囲には小規模な実験農園と薬草の温室が点在し、魔法農耕や薬草調合と親和性の高い環境。
他の寮に比べて風通しがよく静かで、空を広く見渡せる天窓つきの構造。
夜は星空や月明かりがよく見えるため、「フィギエリアの庭に住むと眠りが深くなる」とも言われている。
◆ 雰囲気
柔らかな自然光と植物の香りが満ちる、やや牧歌的な空気。荒れた雰囲気や騒がしさとは無縁で、心を休めたい者・心身の回復が必要な者に向く寮。罰則よりも信頼が優先され「静かなる共生の場」として、独自の空気を持っている。
学園内の「再生と癒し」を象徴する場所と噂される。
◆寮則
「助け合い、気遣い、尊重し合うこと」
一般寮則(明文化されたもの)
寮生は持ち寄りの植物を1つ以上飾ること。
種類は自由。薬効の有無も問わない。
自分にとって意味がある植物を選ぶ。
診療スペースの使用記録は必ず残すこと。
無人のときでも備えつけの記録簿に「使った内容・経過・処置結果」を簡潔に記入。
夜間の出入りは21:00以降は届け出制。
外出理由の報告は「自身の体調」と「戻る目安」の
2点のみでOK。説明を強制しない。
他者の休息を妨げる行為は禁止。
大声、過度な振動、魔法の行使は節度を持つ。
特に夜間は”静かな時間”を守ること。
毎週日曜は談話室の掃除・植物の手入れを行う。
寮長の指導のもと、皆で持ち寄った植物に手を入れる。
暗黙のルール(雰囲気で守られているもの)
人の「弱さ」を裁かない。
泣いても、怯えても、立ち止まってもいい。
回復を急かす者はいない。
口に出さなくても気にかける。
寝つきの悪い人のマグにそっと温かい飲み物が入っていたり、枕元に花が置かれていたり。
どんな命にも等しく敬意を。
魔法生物、異種族、使い魔などにも優しく接すること。排他的な言動は敬遠される。
◆その他
入時に寮長であるインリールから、一人一人に水差しが贈られる。
「フィギエリアはお前を歓迎する。ようこそ、セリアネ
ル」
※セリアネル
古エルフ語で「星の加護を共に受けし者たち」
血縁を超え、星の下で出会い、共に歩むことを選んだ同胞。静かで尊い絆を表す語。
