エミール
星座:かんむり座
教科:帝王学、宮廷魔術師登用試験対策講座
どこぞの国の王太子を自称する男の子。
見た目は14,5歳程度だがかなり長いこと学園で教鞭を執っており100年以上は生きているなんて噂もある。
王侯貴族を対象に「帝王学」と、宮仕えを目指す魔法使いのための「登用試験対策講座」を行っている。
本人は強力な言霊の使い手だが実践的なことは教えていない。時折教えを乞う生徒がいるがのらりくらりとかわしている。
登用試験対策講座では各国ごとの特徴と対策を研究して教授していて、かなりの実績がある。
そんな背景から各国に太いパイプがあるがそのコネを悪用することは決してないという。
授業のターゲット層が王侯貴族のため基本的には受講する際に多額の寄付金を要求される。(といっても一般的な貴族からすれば大した額でもないが)
ただし王者の相を持つものに限って特別奨学金を出していて、必要であれば魔法学校自体の授業料すら援助しているらしい。
寄付金は学園の修繕費や特別な日に生徒たちに振る舞われるご馳走の食費、諸経費、必要に応じて外交などに充てられている。
他に「歴史」と「礼儀作法」の講義も行っており、こちらは寄付金が要求されない普通の授業。
「歴史」は「帝王学」を学ぶのに必須なために始めたが、すばらしい魔法使いを志すのに歴史を知らないというわけにはいかないだろうと全生徒を対象に始めた。
「礼儀作法」では宮廷や貴族相手に仕事をする上で必要な礼儀作法を教えている。社交界で必要な女性の礼儀作法は対象外。
普段はのらりくらりとした態度でのほほんと生きており、感情を顕にすることがないため掴みどころのない人と認識されている。
その上、出身を自称する”どこぞの国”はほとんどの人間は聞いた事のない国名で、既に滅んだ小国だとか真っ赤な嘘だとか様々な噂があり何もかもが嘘なのではないかとさえ言われているが、本人が稀に見せる風格と威厳だけが説得力を持たせている。
ちなみに、授業初日だけは恐ろしいまでの威圧感と辛辣な言葉で新入生を迎えているという。甘やかされて傲慢に育った貴族のボンボンの鼻っ柱を折るのが目的らしい。
学園内に居室があり、砂漠の国風の華やかな内装になっている。三体の魔法人形を身の回りの世話係として置いている。
居室への扉は隠されており、招かれない限り入ることはできない。
それとは別に執務室(研究室)がありそちらは西洋風の書斎といった内装で、自由に訪問できる。
他の教師は担当する星座の名前+先生で呼ぶ。(名前で呼んでと言われたら「がんばるよ」と言っている)
生徒さんは星座の名前+君と呼ぶ。
自分の担当生徒だけは名前で呼んでいる。
「え、言霊? あはは、だいじょーぶだいじょーぶ。君は既に流暢に共通語を操りたくさんの友人と交友関係を築けているじゃないか。僕に教えられるようなことなんて何もないよ」
「あー、初日のアレ? まあ、ほら、見た目で舐めてかかる子って多いからね。最初に上下関係はっきりさせとこうかなって」
