雪虎の獣人カプラが「誰かの居場所になれるように」と作った旅一座。皆で各地を旅しながら歌や踊りを届けている。
カプラ・ヤームゥシュ
座長、まとめ役
虎の獣人。白色は希少なので輩に狙われがち。故郷に居ればある程度の平和を保証されてはいたが、考えを放棄して周りに合わせ続けなければいけない風潮に息苦しさを感じてひとり旅をしていた所ヴァルに会って色々あって旅一座を作った。あまり知られていないが実はかなりの知識オタク。
「はじめまして。 無理せずに笑っていられる場所が1番じゃないかしら。あなたの考えも聞かせて」
ヴァル(フェア・ツヴァイ)
カプラの守り人、無愛想
薄色で生まれることが多い妖精族の中で色素変異的に生まれた青年。恐れられていた事に嫌気が差して屋敷を出た。魔力が高く、指パッチンだけで強力な魔法を使いこなせる。旅の途中でカプラと出会い、いい感じに言いくるめられて彼女を守る契約をしたので一緒にいる。(離れると魔法の威力が半減するので離れられなくなった)
「……ふん、下等な生き物が俺に指図をすると?いいだろう。その身を持って後悔させてやる」
コオリオ
賑やか担当、単純
垂れ耳兎の獣人。貧乏な町出身で盗みやスリで特に理由なく日々生きていた。いつも通り財布を抜き取ろうとしたところ相手が悪くヴァルに首根っこを掴まれる。一悶着あってからカプラに拾われて座入りした。格好付けたいお年頃。色々興味津々。
「おれのこと、かわいいっていうなー!!……んむうー…。ニンジンでつろうなんてそんな…モグモグ…んみゃい。モグモグお前いいやつだな!!」
パタラ・リーツ
歌姫、穏やか
おおらかで楽しい事が好きな人魚のお姉さん。元は高級酒場(バーのような場所)で歌うたいをやっていたがカプラと気が合ったので現在は一座の人気歌姫として活躍中。怒ることは滅多になく聞き上手。商会のヴォルヴァスはバー時代から面識がある。水に入ると耳や尾鰭が人魚になり水中だとめちゃくちゃ速く動ける。
「はじめまして。パタラよ。そんな身構えないで 気軽に楽しみましょ。今日は楽しんでいってもらえると嬉しいわ。応援よろしくね」
リピス
舞姫、真面目
トラウマ持ちの人間の少女。幼少期に父親からの虐待を受けていたので男性恐怖症。それを悟られないように気丈に振る舞っている。演舞で度胸が必要な火や剣を使う。女の子には凛としていて優しいので女性ファンが多い。剣舞と数算が得意。
「応援ありがとう。……剣が怖くないかって…?そうね、あなたが喜んでくれるなら怖くはないわ。楽しんでいってね」
ホッポ
筋肉担当、天真爛漫
片ツノ鬼の青年。故郷の鬼の村で「欠角」と迫害されていて気づいたら奴隷商に流されていたが本人はいたってポジティブで心の底から明るい。力が強くて血の匂いにはよく気づく。男はみんな友達だし女の子は守ってやるべきという考え。奴隷仲間のマイカを妹のように大事にしている。
「よぉ!俺はホッポってんだ!
あんたのそれ、カッコよくね??いいよな、なんかそういう……カッコいいやつ!(語彙力の限界)まぁ俺もわかんないことだらけだけど、よろしく頼むぜ!」
マイカ・クォーツ
衣装担当、冷静
とある理由で作られた人形に魂のようなものが込められた存在。うっすらと自我がある。物覚えが良く器用なので一座の衣装担当。奴隷時代にホッポと出会ってからは兄のように慕っている。実は戦闘力がかなり高い。
「はじめまして…。その布、とても素敵。裁断も縫製も丁寧。大事に作られたのが伝わる。……ホッポは馬鹿だけど、いい人だよ。きっとすぐわかると思う」